4年前に家を建てました!
ゆっくりとじっくりと考える時間もない中、大急ぎの家づくりでした。
そんな大急ぎで建てたおうちに4年暮らしてみて、ここはよかった!ここはちょっと・・・など、気づいたこと&思ったことをお伝えさせていただき、今家づくりをされている方、これから家づくりをされる方にとって少しでも参考になればいいなと思い、こだわったポイントや実際の使用方法、感想などを紹介させていただきます。
2月後半に家を建てることを決め、長男こたろうの入学目前ということもあり、引越し先の小学校に区域外就学するためには、7か月以内に家を建てて引越ししなければならなくなった。
3月に数社のモデルルームを内覧し4月の初めに契約、外構工事まですべて完成させ、9月中旬に無事引越しをしました。
そんなバタバタの中で建てたけれど、こだわりポイント、実際暮らしてみてよかったところ、こうしたらよかったかな・・・と思っているところを紹介させていただきます。
間取りのこだわりポイント
前に住んでいたおうち、そしてお友達が建てたおうちの「ここがよかった」「ここはちょっと・・・」などお友達にいろいろと聞いたりして情報を集め、それを参考にして間取りを考えました。
そのこだわりポイントを紹介させていただきます。
階段の位置
リビング階段のメリット
1.思春期の子供でも【リビングを通らないと部屋に行けない】など、家族のコミュニケーションが取れる。
2.子供の出入りがわかる。
リビング階段のデメリット
1.子供のお友達が来た時にリビングを通られては、『ゆっくりくつろげない!』
2.冷暖房が効きにくいし臭いが2階に上がる
成長に伴い、メリット面を重視しようかとも考えたのですが、我が家ではデメリットの方を重視し、前に住んでいたおうち同様、階段は玄関ホールに作りました。
小さかったこたろうと長女こはなも小学生になり、「お友達を呼んで自分の部屋で遊びたい!」と、自分の部屋で遊ぶことが増えてきて、玄関からそのまま階段を上がり自分の部屋へ。
リビングにいると出入りはわかるものの、リビングを通らないので、安心して(笑)くつろげる。やはり玄関ホールでよかったと思ってます。
玄関の土間収納
前に住んでいたおうちにもあり、初め見た時は[こんなのいるかな?このスペースを使うなら納戸にした方が・・・]と一瞬思ったけれど、使ってみたらとても便利だったので、ベビーカーや外遊びの道具、レジャー用品を置くために作りました。
本当は、前と同様に玄関の扉を開けたら横側に土間収納があるのがベストで、さらにその【土間からおうちに上がれる=家族専用玄関】を作って玄関を綺麗に保ちたかったのです。
が!!なんと、トイレのドアとの兼ね合い(注)で玄関扉を開けた奥に土間収納を作ることになりました。
視界に入りやすいことから扉をつけることも考えましたが、住宅会社の担当さんから間口が狭くなるし、出し入れが大変になるとのことで扉をつけることは諦めました。
そして、【土間から入るプラン=家族玄関】もトイレのドアがある為、この時点でなくなりました。
が、開口部を作るとその分収納スペースも減るというのも要因の1つです。
(注)トイレとの兼ね合い
玄関ホールのトイレのドアが折れ戸(住宅会社さんからの提案)であることに気づき、
・開き戸にすると、リビングのドアの真向かいになる⇒これは危なくて無理。
↓
・引き戸にするには玄関ホール側に扉をつける⇒玄関からトイレのドアが見えてしまう!!
・【トイレの位置を変更する=間取りを見直す】⇒時間的余裕はない!
考えた結果、 ↓
・【トイレのドアを玄関から見えない位置で引き戸にする】⇒玄関土間移動させ、引き戸のスペースを確保する。
玄関を入って目の前にある為、【つっぱり棒をしてそこにカーテンをかけ目隠し】をしているので、まださほど気になりません、いや気になりますが気にならないようにしています。
やはり横側にあった方が、視界に入りにくかったと思います。
ただ、視界に入る分、綺麗に整理しておこうという思いはあり気づいた時に整理したり、使い勝手のいい整理された収納を目指すことにはつながっています。
今は子供たちのおもちゃもいっぱいでカーテンで目隠しをしていますが、いつか目隠しなしでも見せれる収納を目指したいです!!
そして、家族専用玄関ですが、やはりしなくてよかったです!
収納スペースが少なくなってしまうのはもちろんあるけれど、子供へのしつけの面で、【脱いだ靴は揃える】【玄関はおうちの顔だから綺麗にしておく 】ということを言いやすくなりました。
どうしても子供は、「おうちの人しか見ないからいいやん!」とやらなくていい理由を探しそうなので・・・(笑)
洗面所&浴室の位置
こたろう&こはなが少し大きくなり、少しずつ一人でお風呂に入ることを考え、玄関ホールからの動線ではなく、キッチンに近い場所に洗面所&浴室を作りました。
キッチンと洗面所共通のパントリーを作りたかったのもあるのですが、夕ご飯の支度や片付けをしていても気配を感じれる&すぐに見に行けるという理由で、キッチンの横に作りました。
こたろうとこはなも小学生になり、ほぼ1人でお風呂に入るようになり、用事をしながら声掛けしたり呼ばれてもちょこっと様子を見に行くことが出来るので、やはりこのキッチンに近い場所に洗面&浴室を作ってよかったと思います。
まだまだこぼすことが多い子供たち、すぐ横の洗面所にある雑巾を取りに行ったり洗ったりと、これまた便利です。
玄関ホールの洗面
前のおうちは、玄関入ってすぐにトイレと洗面&浴室があったが、今回は玄関から一番遠いキッチンの横に洗面所を作ったということもあり、外から帰ってきてすぐ手を洗えるように玄関ホールに洗面を作りました。
オシャレな感じにしたかったので、フロートタイプの洗面台を使用し、生活感が出ないようにしました。
※洗面所の洗面台と幅違いの同じものにし、統一感を出しました。
外遊びで汚れた手のまま、1番奥にある洗面所までは遠いと思い、玄関を入ってすぐの玄関ホールにフロートタイプの洗面を設置しました。
外から帰ってきた時だけでなく玄関回りの掃除後やゴミ捨て後と活躍してましたが、コロナが流行して、余計に玄関ホールの洗面は貴重なものとなりました。(まさかこんなことになるとは思ってもいなかったのですが)
インフルエンザや風邪予防だけでなく、【帰ってきたら手を洗う】習慣ができていると思います。
そしてコロナに感染して隔離した時は、洗面所を別に使用し家庭内感染を防ぐことが出来ました。
来客用の手洗い場としても使用できるので、生活感が出ないのもいいです。
小さめのかわいらしい洗面台とも思ったのですが、子供たちが小さく水はねによる掃除が大変になると思い、洗面所と同じフロートタイプで幅を60㎝の物にし、鏡はなしで市販の鏡を後付しました。
こちらの方がコスト的にも安かったのですが、これがまたオシャレな感じでいい味出しています。
※玄関ホール入ってすぐに収納スペースがありその続きに収納と同じ奥行を利用して手洗いスペースを確保しているため邪魔になりません。
ただ、洗面所の掃除が2か所に増えたのというデメリットも事実です(笑)が、それでも2か所作ってよかったと思います。
和室4.5畳
住宅会社からの初めのプランは和室3畳でしたが、もしも両親や誰かが宿泊することになった時に対応できるようにと、4.5畳にし扉もつけました。
少し床を高くした『小上がり和室』にして【その段差を利用して引き出し収納】をつけると収納もできるし、腰をかけベンチ的な役割もできるのではと考えたのですが、将来的に段差がしんどくなるのではないかと、老後のこと&動きやすさを重視し、段差のないフラットな空間にしました。
子供たちの遊び場になっております。
こはなの電子ピアノも今は、この和室に置いております。
この4年間で、コロナだ、高熱だ、嘔吐だと体調不良の時、お布団を敷いて使用しています。
4.5畳でもお布団二組敷くことができます。
子供たちは、今でも前のおうちの6畳の和室の方がいいといっておりますが、4.5畳で限界でした。
でも、広くはないけれど狭くもないですし冬はこたつも敷けます。
独立した書斎
前のおうちはこたろうが小学生になるのを機に学習机を購入することになり、こたろうの部屋を作ることになりました。
そして夫たろうさんの部屋がなくなり、私との共同部屋になりました。と言っても部屋干しスペースも兼ねているし、ほぼ荷物を置いているだけでした。
【小さくてもいいから独立した書斎が欲しい】【自分だけの空間が欲しい】というたろうさんの希望で、今回書斎を作りました。
置く予定だった本棚は、『階段を通れないから無理』との引っ越し業者さんの一言で、置けなくなりましたが、机と椅子、幅の狭い棚など置いていて、お仕事したりいろいろと大活躍しています。
そして何より、狭くても【自分だけのスペースがある】というのが1番みたいです。
子供がコロナに感染した時もこの独立した書斎を作っていて隔離しやすく大正解でした。
階段の傾斜
前のおうちは階段が急だった為、子供の安全面&老後の事も考えて階段の傾斜をかなり緩くしていただきました。
階段が緩やかになり、子供たちの安全面も老後も安心だと思いました。
が、当たり前のことですが、傾斜が緩くなると階段下を利用して作った和室の押し入れが狭くなる・・・おうちが完成してからそんなことに気づきました・・(笑)。
「一長一短とはこのことだ!」と実感しました。
ベランダの位置と広さ
前のおうちは寝室にベランダがあったので、たろうさんが寝ていると雨戸を開けて洗濯を干しにくかったので、廊下からベランダに行けるようにし、雨が多少降っても大丈夫なように奥行も広くしました。
もちろん日当たりのいい南側にしました。
時間を気にせずに、自分のタイミングで洗濯を干せるようになったのは、やはり嬉しいです。日当たりのいい南側はもちろん、ベランダの広さ特に奥行を広めにしたので、強い風や斜め降りの雨じゃない限り、真ん中あたりに干していると大丈夫なのはありがたいです。
そしてこれまたコロナ渦で、子供たちにもいろいろと制限がかかり、おうち時間が多くなり、少しでも楽しみを・・・とベランダにワンタッチテント(ポップテント)を広げ、お昼ご飯を食べたり、テーブルとホットプレートを並べ、焼きそばやお肉や餃子を焼いたりと、おうちアウトドアを楽しんでいます。
※コンセントはベランダ出入り口の【部屋干し&家事スペース】のコンセントを使用しています。
もちろん玄関前や駐車場でも出来るのですが、人通りがありどうしても見られることになってしまうので、たまーにベランダを使用しております。
ベランダ広めにして正解でした!!
ただ、廊下から出入りするベランダにも欠点があります。
1.寝室のエアコンの室外機はベランダに置けず配管が長くなってしまいます。
(その分ベランダは広く使えます。)
2.お布団を干す時、お布団を運ぶ距離が長くなる。
あと、ベランダを掃除する時用やベランダアウトドア用に水栓をつけてもよかったかもとたまに思います。(現在掃除の時、バケツで水を運んでいます。)
部屋干しスペース&家事スペース
雨で部屋干ししかできない時、前は空いている部屋を部屋干しスペースとして使ってましたが、こたろうとこはなの部屋もいるしで、ベランダに出るところにスペースを作りコンセント&電気そして、天井にパイプを取り付けてもらい、部屋干し&アイロンがけをする家事スペースにしました。
取り付けてもらった1本のパイプと折り畳み式の室内物干しを使い、ハンガーに掛けたりピンチハンガーにセットしたりと洗濯を干す前準備をしてからそのまま外に干したり、雨が降ってきてもサッと取り入れてそのまま干せるという家事動線にしたので、とても便利です。
暑い時寒い時も、ベランダにいる時間を短縮できるメリットも!!
また、ハンガーやピンチ、アイロン&アイロン台の収納スペースにすることにより、洗面所に洗濯関係の物を置かなくていい、そして取り込んだ洗濯物をその場でアイロンがけすることもできるようになりした。(違う場所から運ばなくていい=家事の効率化)
※階段の上り口にあるため、つっぱり棒をつけカーテンをつけ目隠し対策もしてます。・・・まだ子供たちのお友達が2階にお友達が上がる時にカーテンをしめて洗濯を干していることはほぼないですが。
リビングの位置
やはり、リビングは日当たりのいい南側にしたかったので、南側に掃出し窓を作り採光を取り入れました。そして東側に高窓(天井に近い高い位置に設けられた窓)でさらに採光取り入れるようにしました。
明るいので、お天気のいい日の日中は、読み書き以外は電気がいらない。リビングの掃出し窓の外が駐車スペースになっているので、車のトランクの荷物を掃出し窓から室内に運ぶことが出来る。
しかしこの東側の高窓、季節や時間帯により、光が直接差し込みすぎるというデメリットがありました。
我が家では、この高窓の下にテレビを配置し、その反対側の壁にソファーを配置しているのですが、なんと時間帯によっては、ソファーに座っているとまるでスポットライトがあたるかのようなくらい(笑)まぶしすぎて目にも悪そうだし、テレビも反射で?見えにくいというデメリットがあり、家具の位置を変えようとしたけれど、テレビのコンセントの関係上、無理な時は、座る位置を変えております。
天井高
吹き抜けは、開放感はあるけれども眼中になかった。けれど、天井高にはこだわった。というのも、あるモデルハウスを見学した時に思ったことが、『圧迫感』。広めのLDKなのになぜか圧迫感がある。
天井だ!!天井が低い!と気づいたたろうとはなこは、即確認。
すると、天井高2400㎝と判明。家に戻り測るとやはり!我が家(前のおうち)は2500㎝だった。
たかが10センチ、されど10センチ、この違いは大きい!!
くつろぐためのおうち、天井高はもちろん2500㎝にしました。
※2階や和室洗面などLDK以外のところは、2400㎝で大丈夫という住宅会社の担当さんの言葉でLDKのみ天井高を2500㎝にしてもらいました。(※調べてみると前もLDKだけ2500㎝でした。)
圧迫感もなく天井が10センチ高いだけでも広く感じられます。そして、2400㎝の天井高にした2階や和室などは、住宅会社の担当さんが言うとおり、圧迫感もなければ、違和感もないです。
たまに思うこと ~モヤっとポイント~
初めに書かせていただいたように、大急ぎの家づくりだったために、あちこちの住宅展示場を回ることも出来ず、調べる時間も変更することも容易ではなかった。
今になって、ここをこうしたらよかったかも・・・ここをこうしてたらどうなってだろうというモヤっとしているところをお伝えします。
玄関の土間収納
やはり、ここ!! カーテンで目隠しをしてるにしても、玄関の扉を開けると視界に入ってしまう目の前の土間収納。
玄関から玄関ホールに入る土間の左右のどちらかにあれば、視界に入りにくく1番よかったと思っております。
キッチンとダイニングの位置関係
前と同様、それほど考えずに対面キッチンにしましたが、【キッチンとダイニングを横並び】にした方が、ご飯のおかわりや冷蔵庫の物を取りに行くのに便利ではなかったか、逆に縦長で動く範囲が増えるのか、どちらかよかったのかな・・・と思ったり、対面キッチンでも【アイランド型のキッチン】にして、左右に通路を作ることで、動線がよくなったのではないか、と思ったりすることもあるので、もっといろいろと調べたかったです。
住宅会社さん(建設会社や工務店)さんとのやりとり
もちろんおうちを建てるにはお金がかかること。予算もあるし夢や希望はいっぱいあるけれど・・・とつい遠慮がちになってしまうけれど、すごいお金をかけて建てる一生モノのおうち、後悔するよりは・・と、どんなおうちにしたいのか、部屋数は?広さは?収納は?とありとあらゆることを書き出し希望としてお伝えしました。
その一部をご紹介します。
・LDKは南側(広さも18畳欲しい)
・和室も欲しい
・洗面所のスペースは今の広さより広くしたい(今の広さを伝えたうえで)
・寝室はシングルベッド×2、二段ベッドが横並びに置ける広さが欲しい。
・子供部屋は2部屋欲しい(広さ6畳欲しい)
・小さくてもいいから独立した書斎が欲しい
・部屋干しスペース兼家事スペースが欲しい
・洗面所とキッチンの両方から使えるパントリーが欲しい
・玄関ホールに土間収納が欲しい
・寝室続きのドア付ウォークインクローゼットが欲しい(広さも)
・階段の傾斜を緩めにしてほしい
・天上高は2500㎝がいい
・ベランダの奥行を広くしたい
・車を2台泊めれるスペースの確保
・おうちの前でバーベキューやプールが出来るようにしてほしい
・家の横の通路、通れるようにはもちろん、片方は室外機を置いても普通に通れるスペースの確保
というように、いや、本当はもっとありましたが、ありとあらゆる希望を担当者さんにお伝えしました。
もちろん敷地の関係や予算の関係で出来ないこともありましたが、思いつくすべての事を伝えたので、短期間でのおうち作りでしたが、上出来ではないかと思っております。
最後に・・・
一生もののおうち作り、展示場やモデルハウスを実際にみて感じたり、お友達に『これいいよ』『これは必要なかった 』など教えてもらったり、ありとあらゆる方法でたくさんの情報を集めて素敵なおうちが出来ることを願ってます。
そして何よりも『図面上だけではわかりにくい!』『思ってたより狭かった!』なんてこともあるので、モデルハウスなど実際の広さを確認するのもいいと思います。